イボキン(本社=兵庫県たつの市、高橋克実社長)は兵庫県尼崎市に阪神事業所を新設し、今月19日から営業を開始した。同社が強みを持つ産業廃棄物関連や金属スクラップなど、顧客から阪神間での集荷ヤード開設の要望があったことに加え、本社から神戸―大阪方面に向けた引き取りコストなどを踏まえて、新事業所開設に踏み切った。。
阪神事業所は敷地面積約2900平方メートルで、主力設備は三筒産業製プレス機とラバンティシャー、放射能検知器、トラックスケールなど。同事業所では鉄・非鉄スクラップの集荷から加工、販売を行うほか、産業廃棄物中間処理も行う。数量が拡大すれば、将来的にギロチンシャーも導入する計画。。
大阪方面に近い尼崎市にヤード展開することで、集荷エリアを拡大。解体工事から収集運搬、金属リサイクル加工・販売から廃棄物の適正処理までが可能な一貫体制を強みに、2014年末には月間取扱量3000トンを目指すという。。
同社は1990年以降、産業廃棄物や医療廃棄物などの適正処理へ向けた事業展開を進め、産業廃棄物については最終処分場も持ち、中間処理から最終処分まで手掛ける。現在は環境リサイクル事業と金属リサイクル事業、解体事業を主力とした総合リサイクル事業を手掛けている。主力拠点は本社・工場、龍野工場(たつの市)のほか、廃プラスチックを再生するPMR工場(同)など。