鉄鋼原料専門商社の丸紅テツゲン(垣見泰雄社長)はこのほど、三河港蒲郡埠頭(愛知県蒲郡市)にスクラップヤードを開設した=写真。蒲郡ヤードの鉄スクラップ取扱量は月間約3000トン。鉄スクラップの集荷力を強化し、国内外双方に対し鉄スクラップの供給量拡大を図る。
敷地面積は1万平方メートル。現地では輸出や西送りだけはでなく、地区内の高炉、電炉メーカーへも鉄スクラップを供給していく。2009年に稼働を開始する東京製鉄・田原工場への納入も視野に入れている。
以前から中部地区には4カ所のヤードを所有しているが、既存の拠点だけでは在庫能力に限界があったため開設に至った。
蒲郡ヤードの開設により、丸紅テツゲンのヤードは全国で11カ所(北海道、酒田、習志野、市原、川崎、御前崎、豊橋、蒲郡、衣浦、名古屋、大阪)となった。