製鋼原料商社のナベショー(本社=大阪市)はこのほど、金属リサイクル企業向けを中心とした中古機械売買仲介サイト「ナベネット」=写真=を立ち上げた。同社ではこれまでも中古機械の取引を行ってきたが、サイトの立ち上げで本格的に中古機械事業へ着手。需要拡大などに合わせて、顧客サービスのさらなる充実化を進める。
中古機械のオークション・売買仲介サイトで流通している商品は、一般的に現状のまま引き渡すケースが大半を占めているが、ナベショーでは売買を仲介する際に、同社が販売するアタッチメント式切断機「もうカッター」を製造するオカザキ(本社=大阪府高槻市、岡崎貢社長)、機械メーカーのテヅカ(本社=福岡県古賀市、下田善吉社長)などと協力し、原則として点検から整備、塗装等の再メンテナンスを行って販売。他社や同様のサイトとの差異化を図る。
取扱商品はギロチンやプレス機などの加工設備から重機、トラックスケール、各種車両など多品種にわたる。以前から中古機械の売買に関する引き合いが増加しており、今後は「営業ツールの一つとして、本業の活性化にもつながれば」(渡邊社長)という。
掲載希望の場合は売買ともナベネットのホームページ(http://nabe-net.net)にアクセスして、指定の掲載フォームに記入するか、同社営業窓口(TEL06―6245―2011)に直接問い合わせる。無料会員登録すれば、メールで新着情報等も受け取ることができる。