メタルワン建材(本社=東京都千代田区)は6月中旬、川崎市内に鉄スクラップの集荷、出荷拠点となる川崎第2ヤードを開設した。在庫能力の向上など基盤強化を図り、より主体的となり、国内外問わず需要家のニーズに対応する考え。
川崎第2ヤードは、川崎市営埠頭(川崎市千鳥町)に位置しており、敷地面積は約2250平方メートル。以前から同埠頭内には川崎ヤード(現川崎第1ヤード)を設けていたが、手狭となっていたため、第2ヤードの開設に至った。
川崎第1ヤードではH2を、第2ヤードではHSや新断スクラップなど上級品種を中心に取り扱う。現地からは海上出荷による国内メーカーへの安定供給だけにとどまらず、韓国や中国などへの鉄スクラップ輸出も視野に入れている。
今回の川崎第2ヤード開設に伴い、メタルワン建材の鉄スクラップ事業拠点は全国で6カ所(船橋、川崎第1、川崎第2、名古屋、豊橋、尼崎)となった。