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2007年12月19日(水)
改正建築基準法施行の影響で、アルミ建材需要の落ち込みが目立っている。新設住宅着工戸数は、10月に落ち込み幅がやや縮小したものの、対前年比30%以上のマイナスが継続。このため、アルミサッシや内外装材などは、直近で軒並み2ケタ減を余儀なくされている。業界では、これら厳しい環境が長期化するのではないか、との見通しも台頭している。
日鉱金属は18日、国際銅相場の急落を受けて、12月積み産銅建値をトン当たり3万円(3・8%)引き下げ、76万円(月間平均78万2100円)に緊急改定、即日実施した。新建値は11月22日に並ぶ1カ月ぶりの安値。月初(82万円)からの下げ幅は7・3%(6万円)に達した。
三井金属は18日、12月積み亜鉛建値をトン1万円引き下げ、29万5000円に改定したと発表した。指標となるLME亜鉛相場が軟調に推移したことを反映し、先月21日に記録した年初来安値に並んだ。月内推定平均は30万4400円になった。