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2007年10月26日(金)
錫価格が最高値圏で推移し、はんだ業界を揺さぶっているが、高騰しているのは錫だけではない。現在主力の鉛フリーはんだ製品「錫―銀―銅」は3%の銀を含むが、銀価格がここ3年間で3倍近くまで高騰、錫と並ぶコストアップ要因となっている。
これを受けて大手セットメーカーは銀含有率を10分の1に落とした製品を検討、実用化に向けて動いている。鉛フリー製品が「3%銀」で標準化しつつあった直後、再び素材の代替が迫られそうだ。
これを受けて大手セットメーカーは銀含有率を10分の1に落とした製品を検討、実用化に向けて動いている。鉛フリー製品が「3%銀」で標準化しつつあった直後、再び素材の代替が迫られそうだ。
インジウムの国際価格が軟調に推移している。最大の需要家である日本のスパッタリングターゲット材メーカーがこれまで積み増した在庫を消費しているため、スポットでの調達を控えている。10月に入り一段安となっており、現在のキロ550ドル近辺は2004年3月以来3年7カ月ぶりの安値水準。
三井金属は25日、10月積み亜鉛建値をトン2万円引き下げ36万5000円に改定したと発表した。海外相場安と為替の円高ドル安進行を受け約6週間ぶりの安値水準に下落、月内推定平均は4500円下がり39万500円となった。