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2007年08月23日(木)
住友電工は非日系自動車メーカーからの自動車用ワイヤハーネス受注を着実に拡大している。独フォルクスワーゲン(FW)から大型受注が相次いでいるほか、仏プジョーや米フォードの主力車種向け受注も獲得した。これに伴い、世界各地で生産拠点の新設も検討する。
これらの受注効果で、住友電工の自動車用ワイヤハーネス世界シェアは現行の約21%から1ポイント程度上昇する見込み。2012年度末(13年3月期末)までに世界シェア25%をめざす。
これらの受注効果で、住友電工の自動車用ワイヤハーネス世界シェアは現行の約21%から1ポイント程度上昇する見込み。2012年度末(13年3月期末)までに世界シェア25%をめざす。
日鉱金属は23日、8月積み産銅建値をトン当たり2万円値上げ、86万円に緊急改定、即日実施した。産銅建値は海外相場の急落と、為替市場で円相場が1年2カ月ぶりの高値へ急騰したことを受けて、先週17日に過去最大の下げ幅となるトン12万円下げの84万円に改定されたばかりで、海外相場の乱調から月初も含め6回目の改定。このまま月内に建値が変更されない場合、月間建値平均価格はトン91万7300円となる。
産業廃棄物処理大手、ダイセキは、マテリアルリサイクル事業への進出を本格化する。今春にグループ化した鉛精錬メーカーの田村産業(本社=埼玉県宇都宮市、田村匡規社長)を中心に、全国規模でバッテリー回収量の増加をめざすほか、数年内に約10億円を投資し関東地方に鉛精錬工場を新設する計画。これにより鉛精錬能力を従来比倍増となる年間2万トンレベルにまで引き上げ、マテリアルリサイクル分野での事業拡大をめざす。