2007年08月01日(水)
 上場シャッターメーカー3社の2008年3月期第1四半期(4―6月期)連結決算がまとまり、三和シヤッター工業と文化シヤッターの大手2社が当期純利益で赤字計上するなど厳しい環境だ。

 アルミや鋼材をはじめとする原材料価格高騰が、収益を圧迫する大きな要因になっている。今後は、これら材料アップ分の転嫁をはじめ、さらなるコスト圧縮、新商品の投入などを通じ、収益の回復を図っていく見通しだ。
 古河機械金属は2008年度から始まる次の中期経営計画で、引き続き機械部門の海外展開を強化する考えだ。

 このほど主力製品であるロックドリルの駐在員事務所をインドに設置し、代理店・サービス網を拡充することで輸出市場をさらに開拓する。

 鉱山用ドリルジャンボも資源国で拡販する。ユニッククレーンはタイの販売会社に続き、フランスにも支店を設立した。これにより欧州市場の需要を掘り起こす。
 錫の国際相場が連日、最高値を更新している。先月31日入電のマレーシアのKLTM相場は前日比トン810ドル高の1万6250ドルと急騰し、新高値を記録した。

 インドネシアで輸出再開許可を受けた精錬所が能力不足のため操業できず、政府による有力鉱区の国有化政策も浮上し、供給不安が再び募っている。