2007年07月23日(月)
 三井金属は伸銅品生産拠点の上尾工場(埼玉県上尾市)に、2007年度からの3年間で27億円を投資する。

 圧延機や焼鈍酸洗ラインなどの生産設備を更新して板条製品の品質を向上させ、需要家の要求に応える。本年秋には製品自動倉庫も新設。敷地の有効活用につなげる。
 日鉱金属は20日、7月積み産銅建値をトン当たり3万円引き上げ、104万円に緊急改定、即日実施すると発表した。

 海外相場の急反騰を受けて、17日の値下げから、わずか中2営業日おいての値戻し。新建値の104万円は5月7日の史上最高値(105万円)に次ぐ高値。このまま月内産銅建値に変更がない場合、月間建値平均価格は102万7100円となる。
 銅管流通加工問屋の奥村金属(本社=大阪市浪速区、児玉正人社長)は、中国・上海市にある加工工場を移転させる計画だ。

 現工場の周辺地域の都市化に伴うもので、同市内の別の工業団地に全面移転する。投資金額は土地買収を含めて4億円。今年9月に着工し、来年8月の本格稼働をめざす。