海底電力ケーブル製造の日本ハイボルテージケーブル（本社・工場＝千葉県富津市、以下ＮＶＣ）は今夏、新品種「ＭＩケーブル」の生産を開始する。ＮＶＣに66％出資する仏大手電線メーカー、ネクサンス（本社＝パリ）が全量を欧州市場向けに供給する。

　ＮＶＣ設立の主目的だったＭＩケーブルの生産が、２００６年10月の営業開始から１年弱でいよいよ実現する。従来からのＯＦケーブル生産も活況で、富津工場は現在繁忙を極める。

　三菱マテリアルは９日、７月積み鉛建値をトン２万４０００円引き上げ39万５０００円に改定したと発表した。為替の円安ドル高と海外相場の堅調地合いを受け２日に記録した過去最高値を更新した。月内推定平均は38万９３００円となった。

　電線・伸銅品販社の日立電線販売（本社＝大阪市中央区、松本裕典社長）はこのほど、本社の電機・伸銅部門を統合し、経営基盤のさらなる安定化を図る。４年後の２０１０年度には経常利益の現状比倍増をめざしている。