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2007年05月08日(火)
日鉱金属は7日、5月積み銅建値をトン5万円引き上げ105万円に改定したと発表した。昨年5月と今年4月に記録した100万円を突破し過去最高値を更新した。
指標となる海外銅相場が、日本と中国の連休中に年初比で35%高いトン8300ドル台後半まで上昇、為替も1ドル=121円台と約2カ月ぶりの円安水準に振れたことから、建値は2月6日の年初来安値69万円から3カ月間で52%急騰している。
指標となる海外銅相場が、日本と中国の連休中に年初比で35%高いトン8300ドル台後半まで上昇、為替も1ドル=121円台と約2カ月ぶりの円安水準に振れたことから、建値は2月6日の年初来安値69万円から3カ月間で52%急騰している。
神戸製鋼所の中山裕之専務(アルミ・銅カンパニープレジデント)は7日に記者会見を行い、前期決算の概況と当面の方針などを明らかにし、価格是正の進ちょくについて、軽圧品値上げの取り組みを引き続き行う考えを強調した。また、伸銅品については、地金ロス分の転嫁がほぼ浸透しつつあるとの認識を示した。
日立電線は2006年度(07年3月期)、06―08年度中期経営計画の連結経常利益目標200億円を2年前倒しで達成したが、中計の利益目標値は従来どおり据え置き、08年度以降の収益拡大に向けた積極投資を継続する。07年度は電線・ケーブルや半導体パッケージ材料、光海底ケーブルなどの増収を見込むが、経常利益はエレクトロニクス関連製品の売価ダウン、銅価下落に伴う在庫評価損の計上などから、前期比12%減の180億円とした。