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2007年04月03日(火)
大手非鉄製錬メーカーの2007年度上半期の地金生産計画によると、鉛地金が回復基調にある。三菱マテリアルが2日発表した生産計画によると、鉛は前年同期比14・8%増の9180トンになる見通し。
三井金属も上半期は8・9%増の3万1900トンを計画している。原材料である自動車廃バッテリーの集荷状況は厳しいままだが、「自助努力でスクラップの受け入れを強化している」(三菱マテリアル)という。一方、住友金属鉱山が発表した地金生産計画は電気ニッケルが減産、フェロニッケルは増産する。
三井金属も上半期は8・9%増の3万1900トンを計画している。原材料である自動車廃バッテリーの集荷状況は厳しいままだが、「自助努力でスクラップの受け入れを強化している」(三菱マテリアル)という。一方、住友金属鉱山が発表した地金生産計画は電気ニッケルが減産、フェロニッケルは増産する。
日鉱金属は2日、4月積み産銅建値を3月末価格と同値のトン当たり87万円に設定した。しかし、建値平均価格は、3月平均価格の80万円に比べて実質7万円もの大幅値上げでスタートしたことになる。
DOWAホールディングスは2日、熱処理事業子会社のDOWAサーモテック(東京都千代田区、荻野峯雄社長)が同日付でタイに現地法人「DOWAサーモテック(タイランド)」を設立したと発表した。本年12月に操業開始し、熱処理の受託加工や熱処理設備の製造、メンテナンスを行う。将来は東南アジアにおける熱処理設備の製造拠点とし、ベトナムなどにも販路を拡大したい考え。売上高は当面4億円を見込む。