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2006年12月25日(月)
建設・電販用電線の店売り需要が鈍い。日本電線工業会の統計では、建販用電線のメーカー出荷量が本年6月以降、6カ月連続の前年同月割れとなった。出荷量自体は6月以降も単月3万トン台を堅持し、決して低水準ではない。
しかし、出荷量の内訳を見ると、上半期(4―9月)は建設業向け(大手電気工事会社に販売する分野)が前年同期比14%伸びた一方、電線販売業向け(専業問屋や電材店が扱う店売り分野)は同7%減少した。銅価の高止まりを背景に、電線の買い控えや商流変化が起きたためだ。
しかし、出荷量の内訳を見ると、上半期(4―9月)は建設業向け(大手電気工事会社に販売する分野)が前年同期比14%伸びた一方、電線販売業向け(専業問屋や電材店が扱う店売り分野)は同7%減少した。銅価の高止まりを背景に、電線の買い控えや商流変化が起きたためだ。
三井金属は22日、12月積み亜鉛建値をトン2万5000円引き下げ54万3000円に改定したと発表した。海外相場の下落を受け11月20日の52万8000円以来約1カ月ぶりの安値水準をつけた。月内推定平均は55万9800円となった。
日本電線工業会が22日に発表した統計速報によると、会員である国内電線メーカー139社の11月銅電線総出荷量は前年同月比2%減の7万7400トンとなった。主力の建設・電販部門が6カ月連続の前年同月割れで、電力部門も8カ月ぶりのマイナスとなった。光製品の10月出荷実績は同7%増の196万770キロメートルコアだった。