2006年12月18日(月)
 YKKAPは14日、米国・ジョージア州のダブリン工場にアルミ押出機(3000トンプレス機)と塗装設備(ふっ素樹脂塗装ライン)を増設すると発表した。

 投資額は、設備を含め2800万ドル(約32億円)。生産能力は押出ラインが月間1000トン、塗装ラインは同275トン。来年3月に着工し、2008年7月から生産を開始する予定だ。
 神戸製鋼所は15日、米アルコア社と折半出資する輸送機材用アルミ板製造・販売会社「神鋼アルコア輸送機材」(KATP、碓井栄喜社長)と、「アルコアコウベトランスポーテーションプロダクツ」(AKTP、トーマス社長)との合弁事業を、来年1月で解消することを決めたと発表した。

 これによりKATPで行ってきた国内の製品販売は、すべて神鋼が引き継ぐ。欧米市場においては、すでにアルコア社からの直接販売となっていることから、今回の合弁解消による影響はない。神鋼とアルコアとの資本をともなう提携関係は、1991年の「神鋼アルコアアルミ」設立にさかのぼるが、缶と自動車の合弁によるパートナーシップは、15年の歴史で幕を閉じることになった。

 ただし、自動車分野における両社の関係は、グローバル展開に対応するため、共同研究開発やR&Dを中心に技術提携関係は維持する。
 日鉱金属は15日、12月積み産銅建値をトン当たり1万円引き上げて84万円(月間平均84万2500円)に緊急改定、即日実施すると発表した。

 日本の金利引き上げが後退したとの見方から為替市場で円が再び急落していることを映した。産銅建値の改定は月初1日を含めて今月3回目で、引き上げは11月27日以来3週間ぶりのこと。