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2006年11月28日(火)
亜鉛建値が5万3000円アップの58万1000円と、過去最大の上げ幅で高値を更新した。ロンドン金属取引所(LME)相場がメタル全般の反発と在庫減少を受けて一気に買い戻され、先週末25日の入電では前日比108・50ドル高の4619・5ドル(セツルメント)と史上最高値を記録。ファンダメンタルズ(基礎的需給要因)が最も良好な亜鉛が、LME相場の主役に踊り出ようとしている。
日鉱金属は27日、11月積み産銅建値をトン当たり2万円引き上げ87万円(月間平均88万円)に緊急改定、即日実施すると発表した。海外相場の反発を映したもので、産銅建値の改定は月初1日も含めて今月4回目。
コバルトの欧州非鉄金属価格が急騰した。先週末24日入電のコバルトカソード塊(純度99・8%、ポンド当たり)は前日比7・5ドル高の24・50―25・00ドルと2年ぶりの高値を記録。先行指標となるBHPビリトン社の公開価格は27日、27・50ドルという高値をつけた。