2006年10月11日(水)
 日鉱金属はチタン系銅合金の生産量を2010年度に現在の2倍の月150トンに引き上げる。携帯電話や薄型テレビなど需要分野の市場が今後も拡大すると見られるため。

 年々高まる小型化や薄型化の要求にも対応して順調にシェアを伸ばせると予測している。グループ会社と連携して、めっきまで含
 海外非鉄相場の急騰に円安が加わり、連休明けの国内銅、鉛、亜鉛3建値が一斉に値上げされた。とりわけ、鉛は16年ぶり、亜鉛は本年5月中旬以来、6カ月ぶりに史上最高値を更新した。

 日鉱金属は10日、10月積み産銅建値をトン当たり5万円引き上げ95万円(月間平均94万3800円)に緊急改定、即日実施すると発表した。

 海外相場が月初水準まで急反発したことや、「円」為替の急落を映して、先週5日のトン4万円の引き下げ改定から、実質中1営業日での異例の緊急引き上げとなった。
 ロシアのアルミメーカーのルサールとスアル、スイスの資源会社であるグレンコアの3社は9日、統合することで合意したと発表した。

 統合新会社はアルミメーカーで世界最大となり、持ち株比率はルサールが66%、スアル22%、グレンコア12%。同社は3年以内に、ロンドン証券取引所へ株式上場する意向だ。