2006年09月26日(火)
 フジクラは25日、スペインの自動車用ワイヤハーネスメーカー、ACE社(本社=スペインサラゴサ市、ピラー・ブデ・ペレスCEO)の株式60%を買収すると発表した。ACE社の欧州域内の製造拠点を傘下に収めて、日本・中国・北米・欧州にまたがる自動車電装事業の世界4極体制を確立する。

 本買収を受けて、フジクラの自動車電装事業の年間連結売上高は2007年3月期見込みの410億円から、08年3月期550億円程度に拡大する見込み。
 日鉱金属は25日、9月積み産銅建値をトン当たり2万円引き上げ94万円(月間平均94万3000円)に緊急改定、即日実施すると発表した。海外相場の反発と円安定着が背景。
 経済産業省・鉱物資源課は、廃棄されたデジタルカメラやビデオレコーダーなどの部品に含有されているインジウム、タングステン、レアアースなど希少金属の回収率向上を図るため湿式製錬方式の開発に乗り出す。

 同方式の処理工程によっては、回収率0%の一部鉱種が90%前後の高回収率を見込める。2007―10年度まで4年間、省エネルギー技術開発プログラムの一環として取り組むもので、総事業費9億8000万円を予定している。