|
2006年09月07日(木)
フジクラは6日、半導体冷却用の銅製放熱板(インテグレーティド・ヒート・スプレッダー、以下IHS)の生産能力を3倍以上に拡大すると発表した。
タイのIHS専用製造会社フジクラSHSの第二工場として、同国ハイテック工業団地内の既設工場を買い取った。今月末までに製造設備の搬入を完了し、本年10月から量産開始する。第一工場の月産能力100万―120万個に対して、第二工場は200万個超からスタートする。
タイのIHS専用製造会社フジクラSHSの第二工場として、同国ハイテック工業団地内の既設工場を買い取った。今月末までに製造設備の搬入を完了し、本年10月から量産開始する。第一工場の月産能力100万―120万個に対して、第二工場は200万個超からスタートする。
住友金属鉱山は機能性材料の生産能力を倍増する。液晶ディスプレー向けに需要増加が見込まれるインジウムには約3億円を投資し、月産5トンから10トン体制にする。また、サマリウム―鉄―窒素系磁石も現状の年産100トンから11月中に200トンに引き上げる。自動車関連部品向けに拡販し、事業規模拡大をめざす。
日鉱金属は6日、9月積み産銅建値をトン当たり4万円引き上げ98万円(月間平均97万4000円)に緊急改定、即日実施すると発表した。海外銅相場の急騰を映したもので、新建値の98万円は7月14―20日(99万円)以来、ほぼ2カ月ぶりの戻り高値。