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2006年07月10日(月)
同和鉱業がこのほど発刊した「環境報告書2006」によると、05年度のグループ全体のリサイクル量は15万7000トンで前年比5%増加した。秋田県の小坂製錬で自動車シュレッダーダスト(ASR)などの金属リサイクルをはじめ金銀滓やリードフレーム、パソコン基板などからの貴金属回収を行ったほか、木製パレットのリサイクル化、燃え殻のセメント原料化にも注力した。
アルミ二次合金メーカー各社とダイカストメーカーなどユーザーとの間で進められてきた関東地区の6月積み二次合金地金価格交渉がこのほど決着し、キロ当たり平均2―3円上伸した。これまで高値で決着しているところは、一部で据え置きも見られたが、総じて上昇。
合金各社は当初、10円の上げをめざしていたが、海外の新地金相場が6月に入ってトン2500ドルを割り込む水準まで下押すなど軟化したことから、上げ幅が圧縮された。
合金各社は当初、10円の上げをめざしていたが、海外の新地金相場が6月に入ってトン2500ドルを割り込む水準まで下押すなど軟化したことから、上げ幅が圧縮された。
海外非鉄相場がニッケルにけん引され、波乱含みの様相を呈している。先週7日入電現在、ロンドン金属取引所(LME)のニッケル相場はセツルメントでトン当たり2万4200ドルを付け連日の最高値更新となり、銅にもファンド買いが集まって一段高を演じた。こうした動きはニューヨーク商品取引所(COMEX)にも飛び火しており、市場関係者は現地週末及び週明けの成り行きを注視している。