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2006年06月16日(金)
三井金属は15日、6月積み亜鉛建値をトン当たり4万5000円引き下げ38万8000円に改定したと発表した。海外相場が続落したことで5月17日に並ぶ今年最大の下げ幅を記録し、約2カ月ぶりに40万円台を割り込んだ。推定建値平均は41万6000円となった。
三谷伸銅は(本社=京都市南区、土井田晴夫社長)はこのほど、板厚1―7ミリ対応の厚板用裁断機を新たに設置した。重電関係向けなどに需要が増えている板厚4―5ミリあたりの銅板切断の作業効率化を図り、納期対応を早めるのがねらい。
船舶の二次冷却タンクなどに使われる防蝕用亜鉛合金の値上げが続いている。亜鉛地金価格の高騰を受け、大手製錬メーカーは3月のキロ当たり50円に次いで、先月から今月にかけて120―150円の値上げを実施。さらには50円前後の第3次値上げを打診しているメーカーも出ている。
ただし、ここに来て亜鉛の相場が調整局面を迎えているため、メーカーがそれに踏み切るかどうか不透明感も出ている。
ただし、ここに来て亜鉛の相場が調整局面を迎えているため、メーカーがそれに踏み切るかどうか不透明感も出ている。