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2006年05月30日(火)
神戸製鋼所のアルミディスク事業が好調だ。昨年は真岡製造所で月間2200万枚ブランク材を生産したが、本年は2600万枚まで増加。マレーシアでアルミサブストレート加工を行うKPTECと合わせると、実質3600万枚と過去最高の数量に達する。足もとの需要が好調なことから、ブランク材については「年明けに3000万枚を超えるのではないか」(下村良介・常務執行役員)としている。
日鉱金属は29日、5月積み銅建値をトン当たり3万円引き上げ99万円に改定したと発表した。海外相場高と円安ドル高基調を受け2週間ぶりに引き上げられた。平均建値は5000円上昇して96万8800円となったが、海外相場の変動が激しいことから、日鉱金属は5月建値の確定を見送っている。
三菱アルミニウムは29日、アルミ地金の高騰に拍車がかかっていることから、本年7月出荷分からアルミ箔製品をキロ当たり80円以上値上げすることを決めたと発表した。対象は、プレーン箔、アルミ箔容器、家庭用アルミ箔の3分野で、地金スライド制をとらないいわゆる「もの価格」の製品。