2006年05月26日(金)
 非鉄製錬各社の環境リサイクル事業が、資源・金属と電子材料に次ぐ三本柱の一つとして順調に拡大している。

 製錬7社のうち部門別業績として公表している同和鉱業、三井金属、東邦亜鉛の2006年3月期の連結業績によると、3社合計の売上高は前期比24%増の1029億円、営業利益は92億円で同17%伸びた。  07年3月期の営業利益は100億円台に乗せる見通しで、このほかの4社も含めた環境リサイクル事業は今後も拡大傾向にある。
 日本アルミニウム協会は25日、2005年度のアルミ地金・同製品需要実績を発表した。

 それによると、アルミ総需要は対前年度比0・1%増の435万9254トンと過去最高を記録した。04年に猛暑で好調だった缶材が昨年は低調に推移する一方、自動車向けが拡大基調をたどり、全体の需要を押し上げた。
 新日鉄化学は25日、米国ユニバーサル・ディスプレー・コーポレーション(UDC)と連携し、有機ELディスプレーに使う赤色リン光材料の新たな市場開拓を行うと発表した。

 両社は今後、先行する液晶ディスプレーと有機ELディスプレーの差別化を図り、携帯電話への動画配信に伴うモバイル電子機器の長時間駆動などの新規市場を開拓していく。