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2006年05月16日(火)
国内銅・原料市場取引の指標となる産銅建値がついにトン当たり100万円の大台に乗せた。プライス・リーダーである日鉱金属は15日、5月積み産銅建値をトン当たり4万円引き上げ、100万円(月間平均98万3800円)に緊急改定、即日実施する、と発表した。
為替市場での連日の円高加速を、これを上回る海外銅市場の急騰で相殺しての引き上げとなったもので、もちろん史上最高値。
産銅建値の年初(58万円)からの上げ幅は42万円(72%)。しかも3月以降は、1日(61万円)と9日(62万円)に引き下げ改定が実施されたものの、その後は連続13回、通算38万円の棒上げを演じている。
為替市場での連日の円高加速を、これを上回る海外銅市場の急騰で相殺しての引き上げとなったもので、もちろん史上最高値。
産銅建値の年初(58万円)からの上げ幅は42万円(72%)。しかも3月以降は、1日(61万円)と9日(62万円)に引き下げ改定が実施されたものの、その後は連続13回、通算38万円の棒上げを演じている。
非鉄金属相場の上昇が止まらない。今月10日にトン当たり8000ドルの大台を突破したばかりのロンドン金属取引所(LME)の銅現物相場は、現地12日のセツルメントも前日比168ドル高の8788ドルに続騰し、次の大台である9000ドルを射程圏に入れた格好だ。
アルミナ価格がいぜん高いレベルで推移している。スポットでの取引はトン当たり600ドルの水準と高止まっており、アルミ新地金同様、高値圏での動きがしばらく続きそうだ。