2006年01月27日(金)
 2005年の伸銅品生産量は2年ぶりに100万トンを下回った。日本伸銅協会が26日発表した伸銅品生産速報によると、05年暦年の生産量は98万8976トンで、04年と比べ5・4%減少し、01年とほぼ同じ水準になった。

 自動車向けなど一部を除き、ほとんどの需要分野が伸び悩んだことや、銅価の高騰によって小口当用買いが増加したことなどが背景にあると見られる。
 三井金属は26日、1月積み亜鉛建値をトン1万8000円引き上げ30万7000円に改定したと発表した。海外相場の高値更新と円安ドル高を受け、1990年6月26日の30万8000以来の高値に上昇した。
 三協・立山ホールディングス(STHD)は26日、記者会見を行い、グループの中期経営目標を明らかにした。

 それによると、3年後の2009年5月期には売上高3800億円、経常利益190億円をめざす。これにより、売上高経常利益率は5・0%、総資産経常利益率(ROA)を5・8%へ引き上げる。

 また、有利子負債残高は800億円と、今期(2006年5月期)見込みに比べ240億円圧縮し、財務体質の改善を図る。