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2005年11月02日(水)
三菱マテリアルは銅の自山鉱比率を引き上げる。年間約100万トンの銅精鉱輸入量のうち、エスコンディダ(チリ)やロス・ペランブレス(チリ)といった大規模鉱山などへの出資により、足元の自山鉱比率は60%強を確保している。
電気銅生産に必要な銅精鉱を将来に渡って安定的に調達していくため、今後は探鉱を強化し自山鉱比率を70―75%まで高めたい考え。さらに鉱山への投資利益も確保することで、製錬と資源でバランスの取れた事業展開を行っていく方針。
電気銅生産に必要な銅精鉱を将来に渡って安定的に調達していくため、今後は探鉱を強化し自山鉱比率を70―75%まで高めたい考え。さらに鉱山への投資利益も確保することで、製錬と資源でバランスの取れた事業展開を行っていく方針。
銅価高騰が国内銅関連市場に新たな波紋を投げかけている。スライド関税制度の下、電気銅がトン当たり50万円を超えた場合、輸入関税がゼロになることをどう扱うか、四半世紀ぶりの高銅価だけに、取引現場に経験がなく判断基準が固まっていないためだ。
日鉱金属は1日、11月積み産銅建値をトン当たり53万円に設定、即日実施した。10月積みに比べて1万円の引き上げ(建値平均価格に比べて1万3000円高)となるもので、新建値のトン53万円は1980年(昭和55)年7月25日から同月末以来、25年3カ月ぶりの高水準。