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2005年10月19日(水)
非鉄製錬産業の環境コストが上昇している。環境会計を導入している三菱マテリアル、日鉱金属、同和鉱業、古河機械金属の4社がまとめた環境保全コスト総額は、前年比15%増の301億2000万円になることがわかった。
このうち環境保全のための投資総額は25%増の77億2300万円、費用総額は223億9700万円と11%増加している。特に大気汚染や土壌汚染、水質汚濁、騒音・悪臭などを防ぐ公害防止コストの比率が高く、03年度からの伸びが大きい。
このうち環境保全のための投資総額は25%増の77億2300万円、費用総額は223億9700万円と11%増加している。特に大気汚染や土壌汚染、水質汚濁、騒音・悪臭などを防ぐ公害防止コストの比率が高く、03年度からの伸びが大きい。
亜鉛のLME(ロンドン金属取引所)相場が約8年ぶりに1500ドルに到達した。鉱石不足による供給ひっ迫を背景に銅相場高になびいて、一気に上値を抜いた。米国ニューオーリンズ港の復旧や加トレイル製錬所のスト終結などの目先の需給緩和材料には反応せず、足元で減少を続けるLME在庫を眺めながら投機買いが集まっている。
大手アルミ二次合金メーカー各社と自動車及びダイカストメーカーとのADC12種の10―12月クオーター値決め交渉は、7―9月比で大勢がキロ7円前後の上げ幅で決着した。需要がおう盛な中、原料価格が高騰していることとユーザーは二次合金の数量確保に迫られており、今回の上げ幅につながった。