2005年08月30日(火)
 経済産業省の非鉄金属関連2006年度概算要求は、資源エネルギー庁鉱物資源課が94億8290万円で、05年度比0・5%減、製造産業局非鉄金属課は56億4866万円の同13・1%増となり、非鉄課に併設されているナノテク室が28億6700万円(同238・5%増)、ファインセラミックス室17億5710万円(同52・1%減)となった。

 鉱物資源課は、資源問題がクローズアップされていることから、資源の安定供給確保を図るための実態把握(調査)などを新規に行う。また、非鉄課はチタンの技術開発に関する予算が目立つ一方、環境対策への事業で新たに計上したことも注目される。
 東邦亜鉛は、タイヤなどに添加剤として使われている酸化亜鉛について、原料から生産工程の見直しを図ることで20%の増産を実現した。今期以降、水準を一段を切り上げたところで、安定供給を続ける。
 海外銅相場が一段と強含んでいる。週末入電の現地26日のLMEセツルメントは前日比51・5ドル高のトン当たり3854ドルに急伸。23日に更新したばかりの過去最高値3840ドルを再び更新した。

 NYCもポンド当たり176・95ドルに反発、現地16日に記録した過去最高値177・95セントを試す展開となっている。