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2005年07月25日(月)
三井金属は汎用の電解銅箔を増産する。台湾を中心とするアジアの製造拠点で、現在の月産能力2700トンから10%強引き上げる方針。設備能力にはまだ余裕があるが、世界的なプリント回路基板(PCB)の集積地になっているアジア市場の急速な需要の立ち上がりに対応するため、今秋から3000トン態勢を整える。新設備の導入などは行わず、歩留まり向上など自助努力で生産効率を高める。
日本軽金属板事業部は、「フェーズT」から「フェーズV」の3段階に分け、新製品開発の取り組みを強化していく。新規開発アイテムの煙情報探索から、限界利益の高い製品群で構成される高利益アイテム生産・販売まで各ステージに合わせ、新製品の対応活動を推進していく。
日本電線工業会(富井俊夫会長)が22日に発表した統計速報によると、6月の銅電線出荷量は対前年同月比7・4%増の7万3900トンが見込まれる。4―6月は3カ月連続の対前年比プラスとなり、本年3月発表の05年度上期の銅電線出荷見通し40万3000トンに対して若干上乗せペースの推移となる。