非鉄製品流通大手の山崎金属産業（山崎洋一郎社長）は、小松支店（石川県小松市）にアルミ厚板切断用の大型バンドソー１機を導入し、来期から生産を開始する予定だ。投資額は約８０００万円。同支店ではすでにアルミ形材の精密切断可能な設備を保有しており、技術力を高めて加工分野を強化し、付加価値の高い製品販売に力を入れていく。

　経済産業省は29日、５月の地金を含む非鉄製品の生産・出荷・在庫統計を発表した。全般的に需要回復が遅れていることから盛り上がりを欠く結果となった。特に伸銅製品とアルミ圧延製品、アルミ箔は、生産と出荷が減少する一方、在庫が積み上がっており、調整色が強いことをうかがわせた。

　エクシムは29日、タイ首都圏電力供給公社（ＭＥＡ）から、バンコク中心部のバンカピ変電所―チドロム変電所間約７キロメートルを結ぶ２３０キロボルト地中送電ケーブル敷設プロジェクトを受注したと発表した。トンネル建設、設備工事、ケーブル敷設までを含むフルターンキー契約で、大林組、ナワラット（タイ現地会社）、双日との４社共同で受注した。総受注額は約80億円、工事期間は約４年間。