|
2005年04月26日(火)
大同特殊鋼はバナジウムを含まない新しいチタン合金を開発した。アルミを6%、バナジウムを4%添加した代表的なチタン合金(6―4合金)の代替材としてこのほどサンプル出荷を開始。ゴルフクラブや自動車部品向けに販売する。また、医療材料やファッション性の高い分野など価格弾力性が低い分野を強化することで、原材料価格の高騰に伴うチタン離れを防ぐ方針。
日本アルミニウム協会は25日、2004年度のアルミ圧延品・箔の需給速報を発表した。それによると、圧延品の生産は、対前年度比2・0%増の245万3435トンとなり、3年連続でプラス。また、出荷も同1・6%増の244万597トンと、生産同様3年続けて増加を記録した。
自動車や半導体・液晶製造装置向けなどの需要が好調で、昨年の猛暑により缶材も高水準だったことから、板類は過去最高の生産・出荷量となっている。
自動車や半導体・液晶製造装置向けなどの需要が好調で、昨年の猛暑により缶材も高水準だったことから、板類は過去最高の生産・出荷量となっている。
三菱マテリアルの加工事業カンパニーは25日、超硬工具の一部製品の定価を来月以降5―30%引き上げると発表した。超硬工具の国内販価が国際価格に比べて10―30%低水準であること、主原料となるタングステンの国際価格が年初から急騰していることを背景に、2001年2月以来の改定に踏み切った。今後は、段階的に国際価格への一元化を進める。