住友金属鉱山は７日、出光興産とフラットパネルディスプレー（ＦＰＤ）に使う透明電極材料の共同出資会社を設立すると発表した。出光が独自開発したＩＺＯ（インジウムと亜鉛の酸化物）ターゲットの製造・販売を行うほか、従来のＩＴＯ（インジウムと錫の酸化物）ターゲットも取り扱う。新会社は４月１日に立ち上げ、３年後に１５０億円規模の売上高をめざす。

　大手アルミ二次合金メーカー各社は、ＡＤＣ12の３月積み後決め交渉について、２月比で前回未達分及び原料購入価格の高騰を踏まえ、キロ当たり10円以上の値上げ方針を打ち出した。内訳としては、先月の未達分が約５円、スクラップの値上げ分が約５円となっている。

　三菱マテリアルは７日、３月積み鉛建値をトン当たり３０００円引き上げて14万９０００円に改定すると発表した。海外鉛相場が先週末ＬＭＥセツルメント・ベースで１０００�j台を回復したことを受けたもの。月間平均建値は２５００円高の14万８５００円。