2005年01月28日(金)
 三協・立山ホールディングス(STHD)の川村人志会長は27日、2004年11月期中間決算概況などに関し、都内で記者会見を行った。このなかで、STHDの今中間期業績は、連結売上高1712億3200万円、経常利益58億1000万円、当期利益45億5500万円に達した。

 通期ベースでは売上高3400億円、経常利益105億円、当期利益85億円を見込む。なお、配当は中間2円50銭で、期末2円50銭と合わせ年間配当5円を予定。川村会長は今後、「三協アルミ、立山アルミとの統合効果などをさらに追求し、収益向上を図っていきたい」などとしている。
 日本伸銅品協会は27日、04年暦年の伸銅品生産を発表した。それによると、総量は前年比5・3%増の104万4791トンで、4年ぶりに100万トン台を回復した。米国経済の拡大や中国経済の高成長、国内でのオリンピック特需によるデジタル家電製品の好調、自動車関連の堅調な需要などが要因。

 下期に半導体・デジタル家電分野が調整局面に入り受注が変調に転じたものの、上期の受注残もあり、大きな減少には至らずに推移した。
 キッツは26日、2005年度から07年度までの中期経営計画を発表した。コスト削減と成長分野への進出により、連結経常利益を04年度予想の78億円から100億円に引き上げる。

 具体的には、国内でコスト削減を念頭に置いた柔軟な生産態勢の構築を行う。昨年3月に買収した東洋バルヴが外部調達していた製品をキッツからの供給に切り替える。また、これから成長が期待されるエネルギー・環境・省エネ、リフォームなどの分野への進出も進める。