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2005年01月27日(木)
日本アルミニウム協会は26日、2004年(暦年)のアルミ圧延品需給速報を発表した。それによると、圧延品の生産は、板・押出合わせて対前年比3・1%増の245万8487トンで2年連続のプラス。また、出荷も同3・1%増の245万6218トンとなり、2年続けて前年実績を上回った。半導体・液晶製造装置向けの厚板や自動車向け需要が好調で、板類生産・出荷は過去最高を記録するなど、好調な展開で推移した。
日本電線工業会(佐藤教郎会長)が26日に発表した統計速報によると、2004年1―12月の国内銅電線出荷量は83万4600トンで、4年ぶりに対前年比プラスとなった。建設・電販、電気機械、自動車の3部門が、年間を通じて堅調に推移した。足元の出荷ペースで行くと、04年度(04年4月―05年3月)の通期需要は昨年9月発表の予測値82万1000トンに対して、数千トン上積みになる見通し。
軽金属製品協会(加藤靖弘会長)は26日、当面の重点事業などに関する記者会見を行った。このなかで同協会としては、(1)協会規約の見直しと時代に即した協会事業の推進、(2)試験研究センターのISO9001取得と依頼試験の増加、(3)陽極酸化塗装複合皮膜の国際標準化推進、(4)はしご脚立の自主基準と「協会マーク」の活用検討、(5)アルミ調理器具の品質・安全強化の検討、(6)環境対策、(7)陽極酸化皮膜(アルマイト)技術の新用途開発研究、(8)「アルミニウムと健康」問題対策の推進、などを実施していくとした。