大同特殊鋼星崎工場(名古屋市南区)は、5月20―29日の日程でホタル観賞会を開催した。新型コロナウイルス感染症の影響を受け3年ぶりの開催となった鑑賞会に、期間中、同工場の近隣住人や従業員とその家族を中心に約750人が訪れ、明るく輝くホタルの光を楽しんだ。構内に設けた“ホタル園"では、最も多い日には約350匹のホタルの飛遊を確認した。
星崎工場は「ホタルの飛ぶ鉄鋼会社」をスローガンに掲げ、03年に構内でホタルの育成場の整備に着手し、05年にはホタルの飛遊を初めて確認。06年からは、地域貢献活動の一環として近隣住民を対象にホタル観賞会を開始し、都会では見かけることがめっきり少なくなったホタルの光を楽しんでもらえる場を提供している。
また、近隣の宝小学校(名古屋市南区)にホタル約100匹を提供し、学校教育の場でホタルの生態を観察する活動にも取り組んでいる。