愛知県東海市のふるさと大使を務める愛知製鋼の陸上競技部に所属し、来月から開催される東京オリンピックの競歩に出場する丸尾知司(50キロメートル)、山西利和(20キロメートル)の両選手は25日、東海市が主催したオンライン会見に出席し、オリンピックへの抱負などを語った。
会見の冒頭、両選手があいさつし、丸尾選手は「東京オリンピックに向けては、自分の力を精いっぱい発揮できるよう準備していきたい」と、山西選手は「ここまで練習は順調に来ている。オリンピックまでの残りの期間、一つ一つ手順を踏み、最高のパフォーマンスを発揮できるよう準備していく」と現在の心境を述べた。
記者会見では、オリンピック本番に向けた強化ポイントについて、丸尾選手は「ラスト5キロメートルでペースが落ちないよう、35キロメートルの仕掛けどころでペースを上げ、最後の5キロメートルでさらにペースを上げることができるよう準備していく」とし、山西選手は「当日、最高の状態にできるようピーキングを一番大事にし、レースをコーディネートできる詰めの部分もしっかりやっていく」と回答。
また地元、東海市の市民に対するメッセージで、丸尾選手は「たくさんの応援に感謝し、応援のおかげで歩いていられることを実感している。東海市に山西と一緒にメダルを持って帰ってくることができるよう、精いっぱい歩きたい」と答え、山西選手は「練習中に声援を頂くことが増えており、その応援が本当に力になっている。オリンピックの舞台で結果を出し、皆さんに恩返しができるよう頑張りたい」と感謝とオリンピックでの活躍に対する決意を述べた。