2019年10月23日

JFE西日本・河野竜生投手、日本ハムから1位指名 目標新人王 日本選手権に弾み

JFE西日本硬式野球部(JFE西日本)の河野竜生投手が、プロ野球のドラフト(新人選択)会議で北海道日本ハムファイターズから1位指名を受けた。17日、広島県福山市のJFEスチール西日本製鉄所(福山地区)の見学センターで記者会見が開かれ、河野投手は「1位指名を受けるとは思っておらず、素直にうれしい気持ちだ。ここからが本当の勝負、一日も早く一軍の舞台でプレーをしたい。目標は、1年目しか味わえない新人王」と喜びを語った。ドラフト1位指名はJFE西の選手では初めて。

河野投手は徳島県立鳴門高校出身。2017年JFEスチール入社とともに、JFE西に入部し、1年目から主戦力としてマウンドに立ってきた。17年以降、補強選手も含め3年連続で都市対抗野球大会に出場、18年にはJEF西の社会人野球日本選手権大会準優勝に貢献し、敢闘賞、優秀選手賞に選ばれた。「JFE西という素晴らしいチームに所属し、応援してくれる会社の人たちもいた。結果を出して恩返しをしたいと、社会人になってから常に思っていた。その意味では社会人野球のやりがい、そして技術はもちろん、一社会人としての考え方も学ぶことができた。1年目からさまざまな経験をさせてもらい、失敗もしながら成長することができた」と振り返る。

河野投手の強みを「気持ちの強さ、引かない強さ」と話すJFE西の山下敬之監督。「社会人からのドラフト1位、ある程度の力を発揮してほしい。(プロは社会人とは)また違う世界だが、河野の力であれば十分やれる。社会人としての経験もある、早く周りになじんで結果を出してほしい」とエールを送る。

JFE西はこれから25日に開幕する日本選手権大会に臨む。河野投手は「日本一になって(地域と会社の皆さんに)恩返しをしたい」と意気込む。

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