第90回都市対抗野球に出場している日本製鉄鹿島(鹿嶋市)が16日、東京ドーム(東京都文京区)で王子(春日井市)と1回戦で対戦し、5対4の接戦を制した。応援に駆け付けた約5100人の声援を力に、選手らは勝利を手にした。2回戦は20日の予定で、18日の東邦ガス対パナソニックの勝者と戦う。
試合は、1回に1点を失い先制を許したが、2回には同点に追いつき、4回には逆転した。5回には相手のミスもあり追加点を重ねた。9回に1点差まで詰め寄られたが、最後のバッターを打ち取り勝利をものにした。
橋本英二社長は「日本製鉄の初陣なので勝たないわけにはいかなかった。これに応えた選手たちにお礼を言いたい」とコメント。「大変見どころのある戦いだった。鹿島は連続で出場し、実力もあり期待していた。その期待に十分応えてくれた」と健闘をたたえた。