2019年2月15日

淀川製鋼所「ヨドコウ迎賓館」、2月16日から一般公開

淀川製鋼所は、同社の所有する国指定重要文化財「ヨドコウ迎賓館」(フランク・ロイド・ライト設計、兵庫県芦屋市、旧山邑家住宅)の保存修理工事が完了し、今週16日から一般公開を再開するのに先立ち13日、報道陣に現地を公開した。

ヨドコウ迎賓館は、屋根の防水を主目的とした修理や設備の充実を図るため、国庫補助事業による保存修理工事を約2年間の計画で実施。2016年11月より一時閉館し、このほど修理が完了した。同館の大規模修理工事は85年以降3回目となる。

館長や同社PRグループからの説明に続いて、保存修理工事について、一般財団法人建築研究協会の野々部万美惠氏が概要や材料、工事を通じた新たな発見について説明した。

一般公開は16日から再開する。夜間の建物ライトアップが実施されるほか、館内の和室スペースなどで今回の修理工事を紹介するパネル展が、16日から27日と、4月10日―5月6日に行われる予定。また、3月1日から4月7日まで恒例の「雛人形展」も行われる。

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