2016年10月4日

神戸製鋼所、マタニティ作業服 業界で初めて導入

 神戸製鋼所は3日、マタニティ作業服を導入したと発表した。女性社員の採用増加に伴って年間約10人いる妊婦の増加を想定。製造現場勤務を前提としたもので、デザインは通常の作業服と同じ。ズボンの腹部がニット状で上着の腰周りのサイズもボタンで調整できる。

 妊婦は、体形変化で作業服を着られなくなると、大きめの作業服(男性サイズ)や私服を着用していたが、余った裾や袖の巻き込まれによる転倒の危険など安全上の観点から製造現場への立ち入りが制限されていた。

 ダイバーシティ推進室による女性社員へのヒアリング結果を受けて導入した。同室は2014年10月に発足し、女性の採用比率向上や育児・介護との両立支援をはじめとする、就業継続支援のための制度整備等を展開している。

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