吉田産業グループは、7月31日から8月4日に青森県八戸市で開かれた「八戸三社大祭」に今年も唯一の企業山車として参加し、敢闘賞を受賞した。八戸三社大祭は、約300年の歴史と伝統を誇り、国の重要無形民俗文化財に指定されている祭りで、豪華絢爛(けんらん)さで日本一の山車祭りとも言われる。同社グループの参加は今年で27回を数え、社員や取引先の家族など約220人が参加した。
今年の山車題名は『江島縁起「天女と五頭龍」』。鎌倉には昔、5つの頭を持つ龍がいて、村人たちに悪行を重ねていたが、天女が舞い降りて悪行を諭して結婚し、改心した五頭龍が天災から村人たちを守った。山車は、天女が降臨し、五頭龍の悪行を改心させる場面をなぞらえており、制作に当たっては5月の大型連休明けから従業員が約2カ月半かけて仕上げた。
吉田誠夫社長は「前後夜祭を含め五日間天候に恵まれ事故もなくいいお祭りでした。今年で27回目の参加ですが、永く続けることが大切だと思っています。そのためにもお客様、社員の支持を得られるよう仕事も頑張っていきます」とコメントした。