2016年7月25日

銅は有害ではない! 銅センターが見解

 銅は有害ではない――。一部通信社が月初に配信した「米国内の約5300の公共水道システムで水が鉛や銅に汚染されている」という記事に対し、銅の普及活動などを行う日本銅センターはこのほど、見解を表明した。

 記事では、米シンクタンクの報告書から「利用者計1800万人以上が危険にされされている」「基準の400倍の濃度の鉛が検出された水道もあった」といった内容を引用。銅については「水が鉛や銅に汚染されている」という部分以外に、具体的な言及がなかった。

 銅センターは通信社に対し背景の調査と説明を要請。その結果、「米環境保護局が定めた『レッド・アンド・カッパー・ルール』という水質基準の違反事例のため鉛と銅という表現を使ったが、実際の報告書で銅は分析対象外だった」との回答を得た。

 その後、通信社のデータベース上で当該記事から「銅」の文字が削除された。日本銅センターは、「水が銅に汚染されているという表現が銅のイメージを著しく損ね、関連業界へ悪影響を及ぼす恐れがある」と懸念を示し、「銅は有害ではありません!」と強調する。

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