2016年6月14日

神鋼ケアライフ、認知症新連携ケア 運営ホームに創設

 神戸製鋼グループの神鋼ケアライフは、認知症高齢者のQOL(クォリティ・オブ・ライフ)向上に寄与する国内初の新型ユニット連携ケア「ケアド・コモン」を産学連携により開発した。

 運営する介護付き有料老人ホーム「エレガーノ摩耶」(神戸市灘区)に創設、導入。13日に現地を公開し、産学連携協定に基づくコラボレーションを行う認知症建築の専門家、大阪市立大大学院の森一彦教授による説明会を開催した。

 「ケアド・コモン」は、少人数単位のユニットケアをベースに、ユニット同士をつなぐ「社会活動」の場を設定し、ユニット(家庭)を生活基盤にしつつ、家庭外での社会活動の場を創出することで、より一般社会にふさわしい日常空間の実現を図るもの。

 この社会活動の場によって、認知症高齢者の五感を刺激するさまざまな機能を設けて、症状の安定化や身体機能の活性化・介護予防を実現する。森教授は「『ケアド・コモン』はユニットケアの新たな提案であり、より高度なケアというニーズに対する答えの1つになり得る」と述べた。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社