2016年1月29日

新日鉄住金、24時間対応の自社保育所 女性社員の育児を支援 大分から全国展開

 新日鉄住金は28日、大分製鉄所近くに自社保育所を設置、4月から開所すると発表した。製鉄所の操業・整備職場に勤務する女性社員の育児を支援する目的で設置したもので、夜間保育も行う24時間対応とする方針。2017年度以降には君津製鉄所での開設を目指しており、順次、全国の製鉄所で展開していく。自社保育所を設けるほか、周辺環境なども勘案した既存民間施設との連携も探っていく。24時間対応の自社保育所開設は、「国内製造業としておそらく初の取り組み」(福田寛・人事労政部労政室長)。

 製鉄所の操業・整備職場では、社員個々人が継続的に技術・技能を蓄積するため、出産・育児で一時的に休業する女性社員も復職時には元の現場に復帰することが望ましいとされる。一方、夜間を担当する交替勤務の女性社員にとって、夜間保育を実施する保育施設がないことが元の職場に戻る上での阻害要因となる可能性がある。同社の16年度(15年4月2日ー16年4月1日入社)見込みで、女性新入社員は334人。内228人が操業・整備職に就く中で、今後、元の交替職場に復帰できないケースが出てくることも考えられ、課題に対応する具体策として夜間保育対応の自社保育所の設置を決めた。

 施設の名称は「大分どんぐりのもり保育園」で、施設能力的には30人の受け入れが可能。認可の関係で開所時は19人までの受け入れ体制でスタートする。保育時間は当面、延長保育も含めて午前7時半ー午後8時までとするが、対象者が発生した時点で夜間保育も実施する。

スポンサーリンク


九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社