新日鉄住金東北支店(天谷武支店長)は23日、東日本大震災からの復興支援の一環として、岩手県釜石市の市営イベント施設シープラザ遊(ゆう)で、新日鉄住金かずさマジックの選手ら約30人を招いて野球教室を行った。
当初平田公園野球場で行う予定だったが、雨のため変更。だが、市内や大槌町の学童野球チーム、市内で唯一の中学生硬式野球クラブ「釜石ボーイズ」の選手など約50人の小中学生が参加し、三角ベースボールなどのゲームも取り入れて野球の楽しさを味わった。
参加した小学生からは「挨拶やキャッチボールなど基本の大切さがよくわかった。目標とする選手は日本ハムの大谷選手」「ソフトバンクの松田選手のようになりたい」などの声が上がり、かずさマジックの選手たちによる指導に熱心に耳を傾けた。
釜石ボーイズの監督を務める古川倫愛氏は同社釜石製鉄所線材工場の従業員でもある。「野球を通じて被災した子供たちに夢と希望を与えたい」との強い想いが、一つの花を咲かせた一日となった。