日新製鋼は17日、本社1階にある日新製鋼ギャラリーの展示内容を更新し、きょう20日から「鋳物の街・川口―キューポラとベーゴマ」を展示すると発表した。鋳物の歴史や製法に関するパネル解説のほか、現在の「キューポラのある街」や日三鋳造所のベーゴマづくりを紹介する。
埼玉県・川口市は1962年公開の映画「キューポラのある街」の舞台。そのキューポラはモノづくりの原点ともいえ、75年ごろまで300社以上に設置されていたが、電気炉に替わるなどして現在ではわずかの工場でしか稼働しなくなった。
今回の展示では身近にある鋳物製品、その歴史や製法、川口市の発展と新しい取り組みについて紹介するとともに、日本で唯一残るベーゴマ製造所、日三鋳造所のベーゴマづくりと、その文化を守り今に伝える取り組みも紹介する。
同ギャラリーは入場無料。平日の午前9時―午後6時まで。