2015年4月2日
JMU、護衛艦「いずも」 掃海艇「はつしま」 防衛省に2艦引き渡し
ジャパン・マリンユナイテッド(JMU、三島愼次郎社長)はこのほど、防衛省に護衛艦「いずも」、掃海艇「はつしま」を相次いで引き渡した。いずもはヘリコプター搭載護衛艦(DDH)の1番艦で基準総排水量は1万9500トンと海上自衛隊の護衛艦としては最大となる。
はつしまは船体部がFRPとなり、FRP掃海艇としては最大級を誇る。同社では「護衛艦を予定通り仕上げ、引き渡しにこぎつけた。短期間で大型艦船を完成できたことは当社にとって自信になる」(三島社長)とし、今回の建造によって得られた技術、経験を生かして、高度な技術を要する艦艇をはじめ、高付加価値船の拡大を目指す。
掃海艇・はつしま
いずもは、全長248メートル、最大幅38メートル。COGAG型式ガスタービン4基で最大速力は最大30ノットに達する。主要兵装として高性能20ミリ機関砲2基、対艦ミサイル防御装置2基、魚雷防御装置1式を備えるほか、ヘリコプター5機分の発着艦スポットを備える。同社横浜事業所磯子工場で建造された。
有事に加え、災害派遣や国際緊急援助活動に活用、陸上自衛隊の輸送、医療活動などの任務に就く。
一方、はつしまは全長60メートル、最大幅10・1メートル。主機関としてディーゼルエンジン2基を持ち、最大速力は14ノットに上る。同社横浜事業所鶴見工場で建造された。
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