2015年3月5日
JFE条鋼、14年度も社会貢献活動 医療団体・社福協などに寄付
JFE条鋼(野村寛社長)は社会貢献活動の一環として、日本スキンバンクネットワークと市区町村社会福祉協議会にトータル270万円相当の寄付を行う。4日、JFE条鋼本社内で野村社長から仲沢弘明・日本スキンバンクネットワーク代表理事(日本大学医学部形成外科主任教授)に目録が手渡された。
JFE条鋼は12年4月の統合・新発足を機に、近江商人の「三方良し」(売り手良し、買い手良し、世間に良し)のうち「世間に良し」の精神を実践する一環として、12年度から社会貢献活動(寄付)をスタートし、3年連続で実施。粗鋼生産1トン当たり1円を寄付するもので、14年度の全社粗鋼生産量は270万トンを想定していることから、合計で270万円相当を寄付するもの(13年度は290万円相当)。
寄付分270万円相当のうち、90万円を全社での社会貢献として、日本スキンバンクネットワークに寄付した。日本スキンバンクネットワークは、広範囲に火傷した患者に全国のドナーから提供された皮膚を移植することで感染を防ぎ、救命率を向上させる活動を行っている団体。
このほか、各製造所の社会貢献としては市区町村社会福祉協議会に対して、6製造所(豊平、仙台、鹿島、東部、姫路、水島)から、各30万円相当の物品(AED、災害用発電機、テントなど)が寄贈される。協議会のニーズに応じて、各製造所が物品を選定している。
野村社長は、「社会貢献は企業の重要な役割であり、ささやかながら寄付させていただいている。今年は3年目になるが、今後もできる限り続けていきたい」とコメントした。
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