2015年2月10日

古賀オール、人気マジシャンの前田さん 震災復興チャリティーでマジック披露

 テレビ番組などで活躍する人気マジシャンの前田知洋さんが6日、鉄鋼商社の古賀オール(本社=東京都中央区、古畑勝茂社長)を訪れ、マジックショーとプライベートレッスンを披露した。昨年、開催された震災復興チャリティーオークションで、古畑社長が権利を落札したことによるもので、落札金額は東日本大震災の被災地沿岸部に防潮林を作る「森の長城プロジェクト」に全額寄付される。

 前田さんはテレビ番組に多数出演し、歴代首相や各国大使も魅了してきたクロースアップ・マジックの第一人者。この日は古畑社長のほか、取引先も同席し、プライベートレッスンを受講。2種類のトランプマジックを習得し、コツや秘訣、マジックに臨む際の心構えなどを伝授された。レッスンの合間には、”奇跡の指先”と評される前田さんの神業を間近で楽しんだ。

 前田さんや古畑社長が参加する森の長城プロジェクトは、津波から「いのちを守る森」を10年かけて作る事業で、細川護煕元首相が理事長を務める。震災で発生したがれきを利用した盛土に、土地本来の植生の常緑広葉樹を植樹することで、津波エネルギーの低減や、引き波で家や車が沖にさらわれるのを食い止めることを可能にする。

 同プロジェクトでは、昨年6月時点で13万5500本を植樹し、延べ1万6120人がボランティア活動に参加した。古畑社長は「このような10年、20年がかりの事業を成功させるには、多くの人の支援が必要となる。今後もさまざまな形で震災復興を後押ししていきたい」と話している。

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