2014年12月3日
JFEスチールが社内表彰 社長賞・新商品開発賞 経営に貢献 計14件に
JFEスチールは2日、2014年のJFEスチール社長賞と新商品開発賞を決定し、1日に表彰式を行ったと発表した。社長賞は優秀賞3件(最優秀賞は該当案件なし)が、新商品開発賞は金賞1件、銀賞2件、銅賞8件がそれぞれ選ばれた。
JFEスチールの表彰制度は技術分野、業務改革などで会社経営に貢献した顕著な成果に対して表彰する。案件内容に応じて「技術表彰」「功績表彰」「グループ表彰」に分類表彰され、主にこの中から特に優れたものを表彰するJFEスチール社長賞と、オンリーワン・ナンバーワン商品の拡大に向けた新商品開発賞で構成されている。
社長賞では「高強度厚肉鋼管の製造技術確立による高級分野への進出」が優秀賞に選ばれた。大径溶接鋼管の高強度厚肉化には高能率プレスベンド方式「NEOプレス」による成形プロセスの工程化を行い、厳格化する低温靭性要求には溶接部の靭性をさらに向上する新溶接プロセスを開発し、高能率・高品質製造体制を確立。海外オイルメジャーの大型プロジェクト向け高級鋼管の受注が実現し、ブランド力と収益の向上に貢献した。
新商品開発賞では、「高耐摩耗パーライトレールSP3」が金賞を受賞。同商品は、鉱山鉄道など過酷な使用環境に適合するために開発した耐久性に優れた熱処理レール。最適な化学成分設計と独自のレール専用オンライン熱処理技術を駆使することで、パーライトと呼ばれる金属組織を極限まで微細化し、高強度と高延靭性を実現した。需要家と同商品を敷設して評価を進めた結果、優れた耐摩耗性と良好な耐疲労損傷性が実証された。
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