田中貴金属ジュエリー（本社＝東京都中央区、田中和和社長）は20日から、人気怪獣である、「ゴジラ」の生誕60周年を記念し、純金約15キログラムを使用した、「純金ゴジラ」を発売すると発表した。価格は、税込みで1億5000万円。来月にかけ東京と大阪での巡回展示を予定している。

　ゴジラ生誕60周年を記念した商品の制作を、田中貴金属が特技監督の川北紘一氏に提案。川北氏の監修と、東宝のライセンスを受けて実現した。本商品は、1989年発表の映画、「ゴジラＶＳビオランテ」に登場するゴジラが原型。より迫力を出すため、今回は特別に筋肉などを増強したオリジナルデザインを採用した。

　田中貴金属の加工技術により、全身の半光沢仕上げと、つめ、牙、背びれといったエッジ部分の光沢仕上げのコントラストを美しく表現。細部まで充実に再現した皮膚感やその精悍な佇まいに、川北氏も絶賛の勇ましく美しい黄金のゴジラが完成した。

　この純金ゴジラは、東京・渋谷ヒカリエで20―29日開催する、「Ｇ博　ゴジラ東京に現る」に出展する。7月30日―8月10日は、ＧＩＮＺＡ　ＴＡＮＡＫＡの銀座本店に展示。また、8月14―24日には、大阪・あべのハルカスにも出品する。